「不動のバイクが一台あるんだけど、もし自分で直すなら譲るよ」と言われてもらってきたのがこのTL50です。
今まで自分でまともにバイクをいじった事はなかったのですが、
動かない原因はクラッチで、その交換をすれば良いだけだし、交換用の部品もあるという事だったので、軽い気持ちで、もらっちゃいました。

ちょうどモンキーのボアアップはしたいと思っていたし、その予行練習を兼ねてイジってみようと。
そんな訳で、このTL50については他のバイクとかなり違った思い出があります。
乗る為というより、イジる為の練習用バイク、いや、教材キットみたいな存在ですね。
ただ実際にはクラッチだけとはいかず、経年劣化の部分や、サビなども多く、いろいろと直したり、磨いたり、交換したりという、古いバイクなりのレストア作業が必要になりました。
行った作業をざっと思い出してみると、

・クラッチ交換(一緒にもらった部品で対応)
・全体的なサビ落とし、でこれが地味に大変(汗)(特に・シート裏 ・前後輪リム ・リアキャリアはサビサビ)
・キャブレターの清掃 ・マフラー耐熱塗装 ・スプロケ(数回)交換・チェーン交換 ・ハンドル周り
・ボアアップ(50㏄→80㏄)

・ハンドル周り(・スピードメーター交換 ・ウインカーパイロットランプ取付・イグニションキー交換)
・その他(・ミラー・クラッチケーブル・エアクリ・電球・ウインカーリレー・コードテープ)交換
上記に付随して細かい作業もあるのですが、だいたいこんな感じです。
と、簡単に書いてますが自分にとってはサビ落とし以外はほとんど初めての作業ばかりで、
ネットやマニュアル本、そして、バイク仲間や近所のバイク屋さんに助言をもらってなんとかできた感じです。
初めは近所さえまともに走る事が出来ませんでしたが、
だんだんと距離を伸ばして、ボアアップの甲斐あって、ツーリングにも行けるようになりました。


ミーティングやマスツ―(電気系統不調で一度途中離脱しましたが)にも参加させて頂きました。
これで林道走ったら楽しそうですね。壊れなければ(笑)
整備については、自分が初心者な事もあって、当初思っていた以上に、時間とお金をかけてしまいましたが、
新しい事を沢山学べ、体験する事ができました。
ちなみに、様々な事を教えてくれた、このバイクの、TLのTはTeacherで、LはLessonと、勝手にこじつけて、感謝しております(笑)

所有期間は2015年4月~2018年4月。保管場所の確保が難しくなった為、前所有者の方へお戻ししました。
追記:2018年10月TLが戻ってきました。
詳しくはこちら「戻ってきたTLバイアルス 行ったり来たりの経緯」をご覧ください。