キャブレターのオーバーホールをおこなって、なんとかエンジンはかかったので、次は駆動系の整備をしました。
チェーンと前後のスプロケの3点セットを新品に交換します。
まず後ろのスプロケ(ドリブンスプロケット)、
TL50の純正は47丁ですが、今回はエイプ50の純正パーツで46丁のモノを取り付けました。
初めTL純正の47丁をバイク屋さんに注文したら、もうなくて、代わりはコレですね、と言われて買っただけで46丁に関して深い考えはありませんでした。

ボアアップのキットもそうですが、TL50は縦型エンジンでエイプのご先祖様みたいなバイクなので、いろいろとエイプのパーツが流用できるんですね。
チェーンを取って、ブレーキアジャスターや他の部品をはずし、アクスルシャフトを抜いて、後輪をはずします。


センタースタンドのないTLの整備にはこの赤いメンテナンススタンドが大活躍しました。


ここでもスナップリングが使われているので、スナップリングプライヤーで外します。


付いていたスプロケはなぜか47ではなく46丁でした。前オーナーさんが交換したんですかね。
前のスプロケ(ドライブスプロケット)は純正は12丁です。


今回は13丁のキタコのスプロケに交換しました。

新しいチェーンを用意して、取り付けました。



ちゃんと走るかのテストも兼ねて、トコトコ走って、せっかくなので記念撮影しました。
ドライブ側は見えませんが、ドリブン側は良く見えます。
赤錆だらけだったスプロケが、キラキラ光って、気分が良いです。

さて、ここまではボアアップ前におこなった基本作業なのですが、
ボアアップ後にパワーアップしたので更にスプロケを13から14丁へ変更してます。

さらに、もう1丁上げた15丁も試したくなって、付けてみました。
ガスケットは、期間が短い事もあるでしょうが、そっと外せばそのまま使えました。

15丁はギリギリ本体に当たらない状態でした。ドライブ側に関してはこれ以上大きくする事はできないですね。
ドライブスプロケはドリブンスプロケに比べて値段がやすく、変化も大きいので、
ついつい買って試したくなってしまいました。

乗り味もはっきり変わって面白いです。街中主体なら最後の15-46が一番乗りやすかった様に記憶してますが、
本来のTLの持ち味を活かした、林道仕様とかで考えると又違ってくるのかなとも思います。
小さなバイクは自分の好みで、比較的安く、いろいろいじれるのが大きな魅力ですね。
特にスプロケは、「ミニ四駆」感覚で楽しめます。
レストア記録1-6 ハンドル周り へつづく