「一度読んだら絶対に忘れない日本史の教科書」読書感想・レビュー

公立高校教師で超人気YouTuber、
山崎圭一先生の神授業が本になった、
一度読んだら絶対に忘れない日本史の教科書」を読んでみました。

この本の特徴は、
日本の歴史を1つのストーリーとして扱っている
ストーリーの主役は各時代の政権担当者
年号が登場しない
以上3つです。

まず日本の歴史を1つのストーリーとして扱っている
政治」に絞って、タテの流れ1本でストーリーを展開してるので、
スッキリ頭に入ってきます。
「文化」「経済」「宗教」「社会」と
話があっちこっちに飛びことがなく、
歴史のアウトラインが見えてきます。

ストーリーの主役は各時代の政権担当者
古代は天皇であったり、
武士台頭後は将軍であったり、
近代では内閣総理大臣と
時代ごとに変わる政治の中心人物が主役
この主役交代の歴史が、
そのまんまドラマなんですね。
だから小説みたいで面白い

年号が登場しない
年号があると反射的に覚えなきゃと思って、
頭のなかて年号の「語呂合わせ」を考えてしまうのは、自分だけでしょうか(笑)
年号がないので、物語に集中でき、
本筋の理解を深める事ができます。
アウトラインさえ掴めれが、
年号は後からでも確認できるし、
むしろその方が覚えやすいです。
巻末には年号一覧文化史のまとめたモノがあります。

目次としては、
序章 :日本列島と日本人
第1章:縄文時代・弥生時代・古墳時代
第2章:飛鳥時代・奈良時代
第3章:平安時代
第4章:鎌倉時代
第5章:建武の新政・室町時代
第6章:戦国・安土桃山時代
第7章:江戸時代
第8章:明治時代
第9章:大正時代・戦争への道
第10章:戦後の日本
となっており、
各章ごとに色分けされて、
アイコンもデザインされてます。

自分は「大河ドラマ」ファンで
特に戦国時代幕末に興味があるのですが、
たとえば幕末って「尊王攘夷」とか「公武合体」「大政奉還」と難しい言葉が多くて、
しかも流れが複雑じゃないですか。
いつも混乱してたのですがが、
この本のおかげでスッキリ理解できました。
戦国も織田信長今川義元を破る桶狭間の戦い以降は、何度もドラマ化されているので馴染み深いのですが、
その前の室町時代は全然わからない、応仁の乱とか11年続いた戦いとしか知らなかったです。
また、2022年の大河ドラマ「鎌倉殿の13人」の
北条家のその後とかも気になってました。
そんな疑問もスッと解決してくれました。

それ以外の時代もそれぞれに物語があって興味深いです。
江戸時代の将軍補佐役、その改革など一見地味ですが、背景がわかってくると面白いです。
現代でいえば、「オイルショック」「プラザ合意」「バブル経済」とか、
自分がリアルに生きてきた時代の出来事まで再確認すると、歴史は繋がっていることを実感します。

そんな訳で、
モンディ先生こと山崎圭一教諭
一度読んだら絶対に忘れない日本史の教科書
すごくわかりやすくて、
エキサイティングな一冊でした。

山崎圭一先生
一度読んだら絶対に忘れないシリーズ
一度読んだら絶対に忘れない世界史の教科書
こちらの世界史の本が面白かったので、
今回日本史も読んでみました。

レビュー記事はこちら
「一度読んだら絶対に忘れない世界史の教科書」読書感想・レビュー

↓いいねボタン、
 押して頂けると嬉しいです。