「イラスト完全版イトシンのバイク整備テク」 読書感想・レビュー

自分のバイクの基本整備を自分でやってみたいけど、どうやっていいのかわからない。

バイクをイジってみたいけど、どこから始めたらいいかわからない。

バイク仲間にやり方を聞いても「そんなの簡単だよ」というけど、説明を聞いても何がなんだかわからない。

基本的に実際に油にまみれてバイクをイジらないと、とにかくやってみないと始まらない世界なのでしょうが、

やはり、何も知らなければ、何もできないわけで、最初の一歩の為の一冊というのがあると嬉しいです。


イラスト完全版 イトシンのバイク整備テク (講談社+α文庫)

この本の一番の特徴は本のタイトルにもあるとおり、イラストがとても豊富だという事。

えっ、イラスト、写真じゃないんだ、と思うかもしれませんが、、写真だと肝心の部分が暗かったり、不鮮明だったりして、意外と分かりづらかったりします。図鑑なんかもそうですが…

(それに写真、特にフルカラーの写真を載せた本はどうしても値段が高くなってしまいます。)

その点、イラストは説明に合わせて、強調すべきところを描き分ける事ができ、特にこの本のイラストは著者自身が文章と合わせて全て描いているのでとても分かりやすいです。

帯タイトルにも「全行程を500点のイラストで絵解き、メカ初心者でも必ず成功する」とありました。

具体的内容を目次に沿って紹介すると、

第1章「バイクの整備の基礎知識」として、基本的な工具の説明や使い方のコツ、ケミカルスプレーの種類とか、読めば、中途半端に聞きかじって知ってるつもりになっていた知識がきちっと整理できます。

第2章「初心者でも簡単、整備と点検」ミラーの調整から始まって、各レバー、ペダルの調整、各オイルの点検・交換、スパークプラグ、エアクリ、チェーンのメンテなどなど基本メンテの一通りが説明されてます。

第3章「自分でできるオーバーホール」ディスクブレーキ系(エア抜き、オイル交換、パッド)ドラムブレーキシューの交換をタイヤから外すところから、ペーパーはドコを磨いて、グリスはドコに塗るかとか。ケーブルワイヤー、マフラーの点検、交換、整備、ハンドルやバブル交換など、ネットで検索すればどこかにヒットするかもしれませんが、沢山のイラストで分かりやすくまとめられています。

第4章「スプレー塗装はこれで大成功!」塗装できるもの、できないもの、塗装の順番、パテ埋め、マスキング、塗り方のコツとポイント、マスキング、カッティングシートのオリジナルデザインなど、自分はまだマフラーの耐熱塗装しかした事がないので、いつかタンクの塗装とかもチャレンジしたくなりました。なんか楽しそうです(笑)

第5章「性能をより高めるために」キャブレターのオーバーホール、この部分は特に自分が知識、経験0でTL50のキャブのオーバーホールをおこなった際に、ほとんどこの本だけを頼りに作業を進め、無事にオーバーホールを完了する事が出来たという大きな実績があります(笑)沢山のイラストとわかりやすい文章のおかげです。もうひとつエンジンのオーバーホールとして2サイクルのカーボンの取り除き方が説明されていますが、エンジンの上半分を分解する作業なので、TL50モンキーのボアアップの際にとても参考になりました。

以上がこの本の内容で、イトシンさんの書きおろしの文庫本です。

初版が2001年で、インジェクションについての記述はありません。

また初心者用の為、特に125㏄以下のバイクとスクーターを対象に書かれてます。(もちろん、この本を入口にしてどんどん応用していく事は可能ですが)

バイクいじりがまったくの初心者であった自分がホンダのTL50という古いバイクを譲り受け、レストアをする際にとてもお世話になった本です。

これからもずっと手元において、カブの整備やメンテで、ちょっと疑問に思ったり、確認したい事が出てきたら、この本を開いてイトシンさんのイラストに教えて頂きたいと思います。

 

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