松村上久郎氏の「ややこしくない絵の描き方」読書感想・レビュー

イラストレーターの松村上久郎氏の絵が好きです。

日本では数少ないバンドデシネ(フランス語圏スタイルのマンガ)作家で、

万年筆でのペン画も描かれています。

YouTubeで実際に描かれている様子を沢山アップされてます。

ごちゃっとめんこいイラスト」の独特な世界観が魅力的です。

自分は、今はデジタル中心ですが、もともと万年筆で絵を描き始めて、

その後「タンタンの冒険」やメビウス氏に代表されるバンドデシネ作品にハマった経緯があるので、まさにこの作家さんはツボなワケです(笑)

その松村氏の3冊目の絵の技法書、

ややこしくない絵の描き方」を購入しました。

ややこしくない絵の描き方

*ちなみに2冊目の「辛くならない絵の描き方」も持ってます。
辛くならない絵の描き方

ややこしくない絵の描き方」は全8章で構成されています。

1章・構図・空間

2章・キャラクタ/頭・顔

3章・キャラクター/胴体

4章・キャラクター/肩・腕・手

5章・キャラクター/腰・脚・足

6章・キャラクター/全身

7章・モノ・演出・物語

8章・絵柄・個性・進路

絵の技法書、描き方の本なので、

人間の各部のパーツごとにその描き方が書かれています。

基本的にはとても複雑な人間の体、

それをいかに「ややこしく」しないで、

簡単に描くことができるかが、

手書きの文字が随所に添えられた、

シンプルなイラストで表されています。

特にわかりやすかったのは「たとえ」ですね。

一見捉え難い形を、具体的な別のモノに「たとえ」て形をイメージする方法。

そらまめ」や「クリームパン」「アンパン」や「四角」などの図形、「アルファベット」など。

なるほど、あてはめて描いていくと、すっと形が出来上がっていきます。

あと、こうすると、それっぽく見えますよ的なアドバイスも、全然堅苦しくなくて良いですね。

一般的な技法書が教室の黒板の前で解説しているような距離感に対し、

この本はすぐ隣で絵を描いて教えてくれているような、そんな親しみやすさとわかりやすさを感じます。

また、7章以降では、

考えた事もなかった「物語のつくりかた」や、

意外と悩む「自分の絵柄の見つけ方」、

学生さんには嬉しい「絵の進路の考え方」まで載っていて、

なかなかお得な一冊です(笑)

自分は趣味で絵をラクガキ程度に描いているレベルですが、

この本を参考にして「ややこしくない」方法で、

イラストを描く事を楽しんでいければと思います。

 



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