「イラスト映えBOOK」 読書感想・レビュー

あなたはイラストを描いていて、
なんかしっくりこないなぁ」とか、
いまいち収まりが悪いなぁ」とか、
思った事はありませんか?

そんな何かが違う、
見栄えがしないと感じた時に、
パラパラと開いて確認できる、
便利な本があります。

こちらの「イラスト映えBOOK」です。
サブタイトルが、
ちょっとしたコツであなたの絵が見違える
魅せるイラストのアイデア65
です。

タイトルの通り、
ちょっとしたアイデアで、
イラストの見栄えがグッとよくなるという、
魔法のようなヒント集です。

どんな魔法か1つだけお見せしますね。
上の本の表紙の女の子のイラストなんですが、
カバーを一枚めくると・・・

どうですか!
女の子の心情心理まで描写した、
臨場感のある迫力ある絵に変わりましたよね!
このようなヒント(チップス)が、
この本には65個も入ってます。

設定も面白くて、
イラストとデザインのことばかり考えている「イラストデザイン研究所」のアップル教授と、
元教え子のイラストレーターのレモンちゃん
グラフィックデザイナーのベリーくん
(そして愛猫のシナモン)が、
今までイラストについて実験、研究した成果をまとめた本ということです(笑)
その様子が可愛らしいイラストで描かれています。
堅苦しさがいっさいない、とっても親しみやすい導入部分です。

本文の構成としては、

  • 1:コンポジション 18チップス  (緑)
  • 2:カタチ      6チップス  (桃)
  • 3:テクスチャ    6チップス  (青)
  • 4:カラー      7チップス  (混色)
  • 5:モチーフ    10チップス  (橙)
  • 6:演出      18チップス  (紫)

基本見開き各ヒント(チップス)が覚えやすい名前で説明されてます。
説明は左ページで「BAD」イラスト
右ページに「GOOD」イラスト(一部例外あり)を示して、
ひと言コメントで解説しています。
長い文章はほとんどありません。
あくまでイラスト中心での説明です。
使用しているイラストも表紙の「リンゴの女の子」のシンプルなテイストのモノなので、
理解の邪魔になりません。
ちなみに表紙のイラストの効果は、
6・演出の7番目に出てきます。
ヒント(チップス)名は「ナナメにかたむける」です。

しかも章ごとにパステル系の色に分けられているのも楽しいし、
アクセスしやすいですね。

なんとなく、構図がつまんないなと思った時、
ぶ厚い構図のテキストを読み直さなくても、
この本の、
1・コンポジション緑のページを見れば、
いろいろヒントが出ているという事ですね。

シンプルかわいいイラスト中心の構成なので、
とりあえずは楽しみながら目を通しておいて、
実際にイラストを描いていて、
アレッ⁉︎、て思った時に、
パラパラとめくってみる、
そんな感じが良いのかなぁと思います。

魔法のイラストのヒント集(笑
手元に1冊置いておくと便利かもです♪


イラストの描き方についての本は、
こちらの記事もご参照ください。

 いろんなモノをラクガキ感覚で楽しく描いてみたい人は、
・「ラクガキ・マスター」 読書感想レビュー
  
 人物を難しい事を考えずに気軽に描いてみたい人は、
・松村上久郎の「ややこしくない絵の描き方」 読書感想レビュー

 アドビのイラストレーターでベクター形式のイラストを描きたい人は、
・Adobe Illustrator初心者用本4冊 読者感想レビュー







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