Adobe Illustrator初心者用本4冊 読書感想・レビュー

基本iPadApple Pencilペイント系ソフトを使ってお絵描きを楽しんでいる自分ですが、
描けるイラストの幅をもっと拡げてみたくて、
アドビイラストレーターというソフトにチャレンジしてみました。

このソフトはプロのデザイナーの方などが、
レイアウトやデザインを作成したり、
線や図形を組み合わせてイラストを作ったりするのに使用しているデザインツールです。

いわゆるドロー系のソフトで、
ピクセルの集まりで画像を表しているペイント系のラスタ形式とは違って、
数値で処理をしているベクター形式のモノです。

あまり複雑な画像には向いてませんが、
拡大や縮小しても画像が荒れず、
変形もしやすいので、
ロゴやアイコン、地図などの図形的な表現や
シンプルなイラストに向いています。

自分が一番興味があったのも、
シンプルなイラストを、
キレイで変更のしやすい
ベクターデータで作ってみたいというところです。

ただ作成に関しては、基本的に、ベジェ曲線というモノを使って描いていくので、かなり特殊な作業になります。

そして、アドビイラストレーターはプロ用の超多機能ソフトなので、操作がとても複雑です。

とりあえず以下の4冊の本を順番に進め、
ネットの記事や動画などで理解を補足しながら、
完全独学でやってみました。

①Illustrator トレーニングブック
②Illustrator でイラストを描こう!
③Illustrator で学ぶベジェ曲線習熟ドリル
④Illustrator 10年使える逆引き手帳

①Illustrator トレーニングブック
完全に知識ゼロだったので、
基本的にイラレでできる事全般を、
やさしくカバーしている、
こちらの本からスタートしました。
サブタイトルが「これから始める人のイラレ練習帳」とある通り、
基本項目ごとに、サポートページからサンプルイラストをダウンロードしながら進めていきます。
このイラストが細く用意されているので、
初心者の自分には、とてもありがたかったです。
本文での説明も図が沢山あって、
超わかりやすいので、
最初の1冊としては、とても良かったと思います。

②Illustrator でイラストを描こう!
自分はもともとイラストが描きたかったので、
①で基本的な操作やできる事を学んだ後は、
イラストに特化したこの本へ進みました。
この本も初心者向けなので、イラレの基本ツールの使い方や線の描き方、編集の仕方などもきちっと載ってます。
具体的な練習イラストとしては、
葉っぱやお花などの簡単なモノから
ハリネズミなどの複雑なモノを経て
応用テクニックへと進んでいきます。
そのサンプルイラストがとても魅力的なので、
楽しく描くことができます。
ポストカードキャラアイコンを作った後は、
おまけで、かわいいコミックの描き方も載ってますよ。

③Illustrator で学ぶベジェ曲線習熟ドリル
上記2冊でもベェ曲線の描き方について練習しているのですが、
まだまだ苦手意識があったので、ベジェ曲線の作成に特化したこの本もやってみる事にしました。
習熟ドリルというだけあって、
直線、曲線、文字、円、スパイラル、楕円、波型、れんが、吹き出し、ビン、星、リンゴ、歯車などを描いていきます。
最新のイラレならツールで簡単にできるモノもありますが、あえてベジェ曲線で描いていきます。
マウスでクリックしてアンカーポイントを打って、
方向線を操っていくのは馴染みのない操作でとっつきにくいのですが、
この本独自マラソンコースランナーの例えの説明が、とてもイメージしやすくわかりやすかったです。

④Illustrator 10年使える逆引き手帳
上記3冊で本当に基本的な部分は抑えたので、
後は実践あるのみという事なのですが、
描いている時に操作に迷った時の為の一冊として用意しました。
項目別にそれぞれカラー1ページでまとめられているのでとてもアクセスしやすいです。
ツール一覧ショートカット一覧も便利です。
ページ数352ページの分厚さが頼もしいです。

多機能で奥の深いソフトなので、
用途に合わせて色々な学習方法はあるかと思いますが、
自分の場合、上記4冊で、
知識ゼロから当初の目的の、
シンプルなイラストをベクターで描く
というスタートラインには立てたかなと思います。
後は少しずつ量をこなして、
楽しみながらレベルアップしていければと思っています。

イラストの描き方の本のレビューは、
こちらの記事もご参照ください。

いろんなモノをラクガキ感覚で楽しく描いてみたい。
「ラクガキ・マスター」読書感想レビュー

人物を難しい事を考えずに気楽に描いてみたい。
松村上久郎の「ややこしくない絵の描き方」読書感想レビュー

イラストの見栄えをもっと良くするテクニックを知りたい。
「イラスト映えBOOK」読書感想レビュー







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