碓氷峠鉄道文化むら カブツーリング・群馬

アプトの謎を解くべく、やって参りました(笑)

「碓氷峠鉄道文化むら」

体験型鉄道テーマパークという事で実際に乗車できるSLやミニ電気機関車、鉄道模型や沢山の野外展示車両などマニアでなくても見どころ満載なのですが、やはり地元、碓氷鉄道に関する展示が充実してます。

入園料500円(駐車場は無料)を払ってゲートをくぐると早速ありました。

 

急勾配の碓氷峠を超える為、1882年にドイツ人のカール・ローマン・アプト氏が考案した方式だそうです。

線路のまん中にある2枚~3枚のラックレールと位相をずらした歯車をかみ合わせて、急坂を走るんですね。

外の展示はレールだけでしたが、

 

長野新幹線の開通で信越本線からは姿を消した特急「あさま」(同型車両は中央線で今も活躍中している有名な特急「あずさ」)や貨車(ヨ3500型)などを見ながら(車内にも入れます)奥の西展示館へ進んでいくと、

 

アプト式電気機関車「ED42 1」のラックレールにかみ合う歯車(ピニオン)の実物を見ることができます。

ちなみにこのアプト式電気機関車は昭和9年に制作された純国産1号機で準鉄道記念物だそうです。

さらに詳しく知りたい人は左手の鉄道資料館へ行くと、

 

パネルと展示物で学べます。

そこの展示パネルによると、

明治時代に東京と大阪を結ぶ東海道線の建設が進みましたが、

一方で本州を横断する上野~直江津間の鉄道建設も急がれました。

しかし、高低差が553m(66.7パーミル)の碓氷峠(横川~軽井沢間)をいかに超えるかが大きな課題でした。

ループ線、スイッチバック線、ケーブルカー方式など検討の結果、

当時ドイツのハルツ山鉄道で実用化され、好成績をあげているアプト式を採用したそうです。

それでも、ハルツは勾配が60.6パーミルだったようで、66.7パーミルの碓氷峠が如何に難所だったかがわかります。

ちなみに、パーミルとは千に分けた時の割合で。千分比。単位は‰と書きます。

鉄道の勾配では1000m進んだ時に何メートル上がるか(下がるか)を表していて、

例えば、1000m進んで66.7m上がる勾配は66.7‰となるわけです。展示パネルに書いてありました(笑)

急勾配も凄いですが、自分がもう一つ驚いたのは、日本で最初に電化された幹線鉄道であるという事です。

横川に火力発電所、丸山と矢ケ崎に変電所を造って、明治44年(1911年)に電化工事完成というから凄いです。

蒸気機関からディーゼルにはいかずにより設備投資がかかる電気にいったんですね。

さて、アプト式の謎も解けたので、外に出ると、広い敷地には沢山の展示車両がズラリ!

 

自分は鉄道マニアではないのですが、

   

有名な蒸気機関車のD51やディーゼルのDD51以外にも、特殊車両の操縦車(クレーン)や除雪車、

関門トンネル専用機関車など、素人目にもわかる珍しい車両もいっぱいあって楽しめます。

 

車両の中に入って運転席をみたり、お座敷列車はなんと冷房が入っていて休憩スペースとして利用できます。

それ以外にも見どころ満載なのですが、自分が今回特に気に入ったのが、

こちらのミニSLです。

9600型蒸気機関車をモデルにおよそ1/10の縮尺で設計されていて、本物同様、蒸気の力で動きます。

運転にはボイラー技士一級の資格が必要だそうです。

日本工業大学付属東京工業高校の機械科の生徒達が実習作品として作ったモノで、総部品点数692点。

なんとピストンリングーはスーパーカブのものを利用しているそうです。

それだけで、とても親近感がわいたので、小さな子供達と一緒に一周乗ってきました。

ミニSLは大人200円です(笑)