以前1年半程の期間(2010年5月~2011年10月)、
スーパーカブのオフ車バージョン的なバイク、CT110に乗ってました。
自分がカブに乗ったのはこのバイクが初めてで、今のプロはカブでは2台目ですね。
いわゆる純然たるカブには一度も乗ってないのです(汗)。
もっとも父親が50㏄のカブに自分が小さい頃からずっと乗っていたので、
すごく身近に空気のように存在してましたが。
さて、このバイク、スーパーカブのなかでもかなりの変わりダネで、
もともとはアメリカで釣りや狩猟を楽しむ為に生まれた「ホンダ・トレール50」という派生モデルが始まりみたいです。
そこから発展してCTシリーズとなるのですが、このCT110は、国内で販売されたのはほんの短い期間で、どちらかというと北米、オセアニア、南米などの海外向けモデルが主流みたいです。
で、その中でもいろいろと仕様が分かれていて、オセアニア郵便屋さん仕様とか、オーストラリア農耕仕様とかいろいろとあったみたいです。
自分が乗っていたのは1986年式のニュージランド、
何仕様かはわかりませんが、自分は気分で勝手に「羊飼い」仕様と呼んでました(笑)
ぱっと見た感じも見慣れたカブとはイメージが大分違いますよね。
まずレッグシールドがなくて代わりに武骨なパイプがエンジンガードの様についていたり、
タイヤは初めからブロックタイヤのオフ仕様。
あと、わかりますか、サイドスタンドが両側に付いているんですよ
(コレは純正かどうかは不明で前のオーナーが付けたのかもしれませんが)
しかも、自分は最終的にはメンテ用にメインスタンドまで付けてしまいました。
スタンドだらけでどんな場所でも停められますよ、ハハハ…
後は副変速機と言って通常の4速に加えてフロント側(ドライブスプロケ)でスーパーローギアに切り替える事ができ、
急勾配でも走行が可能になる機能がついてます。
もっともコレは通常走行ではほとんど必要なく、
自分も結局一回も使いませんでした。(笑)
この様に、いろいろと面白い機能が付いているのですが、
やはり、旧いバイクの中古だったので、普通に走るには、いろいろと不都合もあって、
6ⅴから12ⅴの変更や、ドリブンスプロケットを45丁から38丁の変更とか(副変速機が付いているのでドライブ側は変更できないんです)
劣化の激しいゴムパーツやシートを交換したりとかは必要でした。
でも、このCT110のデザインはすごく魅力的で、人気があるのもわかります。
ワイルドなのに、どこか妖艶なスタイリング。
新型のクロスカブCC110(JA45)もこのイメージをかなり意識して開発されたんですよね。
*ホンダウエルカムプラザ青山のショールームで実車をじっくり観ました。
旧型とは大分イメージがかわりました。
最後にこのアップマフラーなんですが、先日付けたアウテックスのマフラーにそっくりでしょ。
結局このイメージを追いかけているんですね、自分は(笑)
追記:2020年にはついに、CT125・ハンターカブが登場!
かなりCT110のイメージに近いデザインが嬉しいです。
発売を記念して出された、CT・ハンターカブの歴史のムック本、
「CT・ハンターカブ大全」を読みました。
All about CT/Hunter CUB series -CT・ハンターカブ大全- (Motor Magazine Mook)豊富なカラー写真と年代ごとの詳しい解説が、とても良くまとまっていています。
その他のオートバイの履歴は、
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