銚子の街は醤油でも有名で、
無料で見学できる工場が2つもあります。
まずはその内の一つ、
「ヤマサ醤油工場」へ
こちらのパンフレットによると、
銚子という土地は、
沖合で暖流(黒潮)と寒流(親潮)がぶつかる為、
夏は涼しく、冬は暖か、
さらに湿度の高い海洋性の気候が、
醤油のこうじ菌などの微生物の働きにとても良いんだそうです。
フムフム・・・
それでは、見学受付をして行きましょう!
まず最初に目にするのは、
ドイツ製のディーゼル機関車「オットー」
大正末期に輸入され、昭和39年までヤマサ醤油で毎日働いていたそうです。
この横を通って「しようゆ味わい体験館」へ入ると、
正面には、
「蒸気ポンプ消防車」
明治41年に導入された消防車だそうです。
車輪の付いたボイラーという感じ。
移動は人や馬で引っ張って、放水を蒸気ポンプで行ったようです。
それでも、市内の大火事や戦時中の空襲の火災の消火、農業用水の確保に
大活躍したそうです。
左手が「時の壁」という名の「歴史のうんちくパネル」が展示されているスペース。
江戸末期に物価の上昇を抑える為、
幕府が商人たちに販売価格の割引を厳命した際、
ヤマサ醤油を含む7銘柄は品質が優れているので
「値を下げるに及ばず」とされ
「最上しょうゆ」の称号をもらったそうです。
マークにある「上」の文字がその証だそうです。
こちらのパネルは手船の行程を表したもの。
銚子で造られた醤油は利根川をのぼり、
関宿から江戸川を下って、さらに小名木川から江戸日本橋へ運ばれ、
帰りは醤油の原料の大豆・小麦・塩・空き樽などを載せて戻ってきたそうです。
川は江戸時代は重要な交通路だったんですね。
房総半島を廻るルートもあったようですが、
帆船の時代、風待ちや難破などのリスクが高かったようです。
カブプロで千葉県を一周した時に、銚子から利根川沿いに356号(利根川水郷ライン)を走って関宿へ行き、
江戸川を南下して都内に戻ったので、この醤油ルートはとても興味深いです。
昔の醤油づくりや工場の様子の写真などの展示もあります。
右手奥に「道具の壁」
昔の醤油づくりの道具が展示されてます。
なにしろ江戸時代からの産業ですから道具自体が歴史ですよね。
さらに、きき味コーナーや
手焼きせんべいと、いろいろ体験できます。
しょうゆソフトクリーム。
もちろん、食べました!
日曜日は工場がお休みなので、代わりに映画を見ないといけません。
なぜなら、これを観ないとお土産がもらえないからです。(笑)
で、これを頂きました!
長期間鮮度を保つ特殊容器に入った「鮮度の一滴」
さーて、お土産ももらったし、
もう一つの醤油工場、「ヒゲタ醤油工場」へも行ってみますか!