大型ヨットでクルージングしながら千葉港のインフラ施設をみてまわる「海の社会科見学」というツアーに参加してきました。
先日、千葉市立郷土博物館へ行った時に、たまたま手にした「千葉あそび」という小冊子に載っていた企画です。
午前と午後のコースがあって、午前は検見川浜の沖から、ホテル&ビル群を眺めながら幕張の浜沖へゆったり進むレジャークルーズ、午後は社会科見学が選べます。
どちらも、大人1名:2000円(子供1名:1000円)、所要時間は2時間です。
場所は「稲毛ヨットハーバー」から出航します。
時間は午後の部は14:00~16:00ですが、
自分は当企画の限定メニューのパスタ(ピザでも可)1000円を申込時に予約したので、
ランチを食べる為、12時にスーパーカブプロでハーバー入りしました。
3階のイタリアンレストラン「ヴェスプチ」へ
ちゃんと窓側の席をキープしといて頂きました。
ヨットハーバーを見下ろせて、なかなかイイ感じです。
限定メニューのパスタにはサラダとワンドリンクがつきます。
イタリアのリゾート気分で頂きます♪
ゆっくり食事をとった後はいよいよ乗船です。
桟橋の先に停泊している、
この船に乗ります。
船尾の一番安定している場所に座らせてもらいました。
まずは帆は出さずエンジンにて、出航です!
ヨットハーバーを出るとすぐ左手は「いなげの浜」です。
白い砂浜に生まれ変わる為の工事の真っ最中。
この後には温浴施設やグランピング、プールのリニューアルが予定されているそうです。
新港クリーン・エネルギーセンターとその余熱を利用した総合施設(プール&温浴、アイススケートリンクなど)
約15万klの石油と約8万tのLPGが貯蔵可能な「丸紅エネックス千葉ターミナル」
商社系では首都圏随一の規模を誇るエネルギー総合物流基地で、航空用燃料を供給するパイプラインも出ているそうです。
巨大なLPGタンカーが停泊していて圧倒されました。
そのタンカーをしっかり護衛している様に待機している、
放水塔のついた、大型のタグボート、カッコいいです!
こちらは、小麦取扱量が日本一の「千葉共同サイロ」です。
ここに海外から、ばら積み(梱包されていない)貨物の大型船が横付けされて、船から直接小麦が吸い出され、巨大なサイロに保管されます。 今回は見れませんでしたが、運が良ければその様子が見れる時もあるそうです。
このキノコの様な変わった建物は「千葉港信号所跡」です。
かつては千葉港航路のシンボルとして海路の安全を守っていたそうですが、現在は立入禁止で、鳥除けのネットが掛けられていました。
「千葉中央埠頭のコンテナターミナル」、奥の方に千葉港のシンボル「千葉ポートタワー」が見えます。
左手前の四角いのが、さっきのキノコ型の代わりの建物だそうです。
ところで、千葉港というのは、自分はここら辺一体だけだと思ってましたが、市川から袖ヶ浦までの、かなりの広範囲をいうんですね。
ちなみに貨物取扱量は全国第二位だそうです。
クルージングの途中で帆を出してくれました。流石ヨットですね、エンジンの時よりグッと走りが安定しました。
帆を出しても微調整は舵で行ってました。
帆の先端と連動して風向きが計器にでる仕組みです。
折角なので、船内も見せてもらいました。
ソファー兼ベッド、奥にもベッドルームがあり、5~6人ぐらいは寝れそうです。
キッチンスペースで、火を使うコンロは揺れに対応して動くようになってます。
もちろん、トイレもあります。
このクラスのヨットになると、長期クルーージングの設備はしっかり整っているんですね。
さて、そろそろ時間です。
帆をたたんで、ヨットハーバーへ戻ってきました。
今回の企画は市で行われたモノでしたが、
稲毛ヨットハーバーでもクルーザーヨット体験の他、ディンギーヨットの入門コースやライセンス取得講習など、いろいろとやっているんですね。
みんなとても楽しそうでした。
自分はヨットに乗ったのは今回初めてで船自体もとても興味深かったのですが、
ヨットならではの臨場感と、陸からではなかなか見られない、海上からの建物の見学と、大満足の2時間でした。
皆さん、ありがとうございました。