カブプロに乗って「千葉市立郷土博物館」へ行ってきました。
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花見のシーズンに何度か、この博物館がある亥鼻公園には来た事はあったのですが、
館内に入るのは今回が初めてです。
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立派なお城ですが、こちらは千葉市の礎を築いた千葉氏の歴史を後世に伝えるシンボルとして、千葉氏と関係の深かった北条氏の小田原城を参考に建設されたそうです。
千葉氏が繁栄した時期はまだ天守閣形式の城が誕生していなかったんだそうです。
(入口の案内板より)
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それでは、早速入ってみましょう♪
受付で簡単な記帳をして、パンフレットをもらって、順路を進みます。
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緩やかなスロープに沿って、千葉市の歴史年表があります。
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郷土博物館の敷地から出土した土器とかが展示されてました。
ちなみに「千葉城」と「亥鼻城」は一緒かと思ってましたが、資料によって見解が分かれているんですね。
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階段で2階に上がると、
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正面に大きな「千葉常胤」像があります。
千葉氏中興の祖、あの源頼朝を支えて鎌倉幕府の創設に大きく貢献されてた方だそうです。
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天文資料、中国の星座をベースに日本独自にアレンジした古星図の展示コーナー。
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戦国時代や江戸時代などの武器や武具の収蔵資料が展示されてます。
職人技が伝わってきますね。
このフロアーでは企画展を開催する事もあるそうです。
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3階は「千葉氏の興亡と妙見信仰」のフロアーです。
パンフレットによると「千葉氏の勃興から滅亡までの約500年間の歴史と妙見信仰について、他の武士団の動向なども合わせて展示」とあります。
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たぶん、この「千葉市立郷土博物館」が一番力を入れているフロアーなんでしょうね。
展示数も一番多く(写真撮影不可の物も沢山あります)資料も充実していて、
土日はボランティアの方が解説をしてくれます。
直接話を聞くと、理解が深まりますし、なにより楽しいです。
頼朝の絵の別人説や里見公園の合戦の話、水戸光圀公の祖母の話なども、とても面白かったです。
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ちなみに、千葉県を3つのエリアに分けて上から「下総」「上総」「安房」と呼ぶけど、どうして上下が逆なのかわかりますか? ちょっと疑問に思って聞いてみると、昔の東海道は相模から浦賀水道を通って房総半島に入り、北上して常陸へ抜けるルートだったからだそうです。なるほど!
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4階は「近現代の千葉」のフロアーです。
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「明治」「大正」「昭和」とパネル写真と物で千葉の歴史を紹介してます。
さらに、
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戦前と、
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戦後の暮らしの違いが、まるでドラマのセットみたいな形で展示されてます。
戦後は電化製品が急速に広がり、洋風のシステム化された団地が、各地にできていくんですね。
ラスト、最上階の5階は展望室です。
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光が差し込む明るいフロアーには平成の千葉の歴史がパネルで展示されてました。
この時代、千葉市は平成4年に政令指定都市になったり、幕張新都心が開発されたりしたんですね。
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免震構造の説明があるのも、現代建築ならではですね(笑)
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外にでると、もともと高台にあるので、市街地が一望することができます。
エレベーターで一気に展望室にあがる事も可能です。
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今まであまり馴染みのなかった千葉の歴史でしたが、知れば知るほで面白くなってきました。
無料でここまで楽しめて、とても満足しました。
お近くに来られた際は是非寄ってみてください。
*歴史に関係した他の記事
2016年大河ドラマ「真田丸」で藤岡弘さんが演じた本多忠勝が城主です。
北条氏と里見氏の2度に渡る戦いの舞台です。
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