キットで遊ぼう電子回路 01 基本編vol.1 レビュー 電子工作入門

電子回路の基礎が学びたくて、

電子回路の入門キット、

キットで遊ぼう電子回路01 基本編vol.1」をやってみました。

株式会社アドウィンからでている電子回路を基礎から学べる実習キットシリーズで、

「基本編vol.1」「基本編vol.2」「デジタル回路編vol.1」「デジタル回路編vol.2」「PIC入門アッセンブラ編」「デジタルマルチメーター編」「オペアンプ入門編」「新PIC入門C言語編」とあります。

工業系の高校や大学の工学部でも導入実績がある教材ということです。

「実習キットとCD収納のフルカラーマニュアルで、実験をしながら電気の基本を学習ができる実習教材」という事で、

超初心者の自分にはピッタリの教材なのですが、マニュアルが本ではなくて、CDなんですね💦

キットで遊ぼう電子回路 基本編vol.1

以前はテキストは紙の本だったみたいですが、変更になってしまったようです。

CDに抵抗のない人や学校教材としては便利なのかもしれませんが、

自分はやはり、自由に書き込めて、簡単に見たいページが開ける紙の本が良いです。

で、調べてみたらテキストだけ別売りで販売されていました。


キットで遊ぼう電子回路No.1基本編Vol.1テキスト [ECB-102]

結局、テキストのみを購入して、ちょっと手間ですが、部品は掲載されている使用パーツリストをもとに別途、調達しました。

一番初めに電子工作をやった時に用意して

一部すでに持っているモノもあったので。

今回の「基本編vol.1」での部品は抵抗やLED、コンデンサなど基本的なパーツのみなので簡単に手に入りました。

ただ、テスタやハンダ付け道具は必要ですが、基本セットにも入っていないので、別途用意する必要があります。

テキストは69ページ、カラーのイラストや写真が多数掲載されていてわかりやすいです。

カリキュラム内容は、

ハンダ付け手順 から始まって、

LEDの点灯、VR(可変抵抗器)をつかった実験、

電気の3要素とオームの法則の説明

(目に見えない電気の流れをパチンコ玉を使ったモデルで表したイメージ図は、とてもわかりやすいです。)

電圧、電流、抵抗の値を各回路の各パーツごとにテスタで測って比較したり、

ダイオードを利用した回路(整流、論理)やコンデンサを使ったCR回路を学ぶ事ができます。

全て、ブレッドボード上で実際に回路を組んで、それに基づいて解説が進んでいくので、理解が深まります。

テキストだけを読んでいたら、ちょっと難しい事も、手を動かして考えていくと、やはり違いますね。

本文の言葉を借りると、

「電気は手と頭で覚える」モノです。

単なる知識ではなく体に覚え込ませましょう。

と、いうことで、

実際に回路を組むと、上手くいかないケースも多々あって、そこで試行錯誤して進めていく事が大事で、

テキスト内でも、まずは自分で考えてから、次の説明へ移るように工夫がされています。

LEDや抵抗、コンデンサなどの部品の説明やテスタの原理やオームの法則などの説明もしっかり書かれていて、

その上で、

知識だけではなく、感覚的に身につけるための実験は、それ自体がとても楽しい学習です。

まさに、

電子回路をはじめるための最初の一冊!

ですね。