ちゃんとしたアルコールバーナーが欲しくて、
トランギアアルコールバーナーTR-B25 を購入しました。
トランギアはアルミのハンゴウ、メスティンが有名ですが、
アルコールバーナーも半世紀以上のロングセラーで、
公式サイトによれば、特別仕様が、スウェーデン軍の備品として採用されたりしてます。
本品はヨーロッパ感あふれる化粧箱の中に、
文字がビッシリ書かれた、
黄色いビニールの袋に包まれて到着します。
この袋に日本語での取り扱い説明も印刷されていて、なんか洒落てます。
本体は真鍮製で存在感があります。
裏(底)にはTのイニシャルの刻印で本物をアピール。
3つのパーツで構成されてます。
まずはタンク、
真中にアルコールを入れます。
タンク内のアルコールが温められると、
気化して外周の穴から炎が出てきます。
次にねじ込み式のフタで、
内側にゴムのOリングが付いてます。
Oリングはスペアーの別売りもあります。
最後に消火用&火力調整用フタ。
弱火にしたい時にスライドさせて調整して、
タンクにかぶせます。
以上が本体ですが、
これだけでは使えなくて、
使用するには、別途ゴトクが必要になります。
自分は、エバニューALストーブ用チタンゴトクEBY253を一緒に購入しました。
チタン製の中抜きされた2枚のプレートを、
十字に組んで使います。
エバニューのアルコールストーブ専用なので、
サイズがあうか心配でしたが、
結果はバッチリあいました。
でも、火力調整フタは使えなくなりますね。
しかし、このコンパクトさと、
本体とのバランスの良さ、
チタンの質感はとても気に入りました。
それでは、いよいよ、
タンクに燃料用アルコールをいれて、
お湯を沸かしてみたいと思います。
燃料用アルコールは薬局で手に入りますが、
ネット通販でも購入することができます。
上部から2/3の所まで入れると約100㏄で
約25分燃焼するそうです。
今回はアルミのパーコレーターに、
水500mlを入れてテストしてみました。
点火して14分程でお湯が沸きました
その後、15分程燃焼したので、
袋メンぐらいなら余裕で作れます。
それにしても、
青く焼き色の入ったチタンのゴトクと
鈍く金色に輝く真鍮バーナーの組み合わせは、
カッコイイなぁ(笑)
でも、せっかく火力調整用のフタがあるんだから、
これも使ってみたい、という事で、
ダイソーの「アルコールバーナー五徳」を合わせてみました。
これだと、2/3ぐらいはスライドできます。
鍋と火との距離は約3㎝。
エバニューの方は約2㎝。
取説には約2㎝位離して下さいとあるので、
こっちの方が近いです。
エスビットのポケットストーブと同サイズの代替品にも、のせてみました。
高さが殆んどギリギリ、いや、
ちょっとストーブの方が高いぐらいなので、
ゴトクとしては無理ですね。
エバニューのゴトクをのせて、
台としてなら使えそうです。
見かけがSFアニメに出てきそうな
「ヘンテコなマシーン」みたいで、
ユーモラスですが(笑)
最後に、
おとぎ話を一つ、
ダイソーの500円メスティンに、
トランギアのアルコールバーナーが、
綺麗にすっぽり入ります。
エバニューのゴトクを下に敷いても、
高さもピッタリで、
バーナーとゴトクが、
こんなフウにバッチリ収まります。
(右半分はご自由に)
まさにシンデレラ・フィット!
見つけましたよ、お姫様、
めでたし、めでたし
と、喜んだのも束の間、
ふと、ダイソー・メスティンの化粧箱の横をみると、
サイズがほぼ一緒のエスビット製と思われるアルコールバーナーが、
キレイに収まった写真が載っているではないですか。
と、言う事で、
一気に魔法はとけてしまいましたが、
逆に、
ダイソー・メスティンは良く考えられているなぁ、
と感心してしまいました。
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