タイトルには大多喜城と書きましたが、
自分がスーパーカブで行ったのは、正確には「千葉県立中央博物館・大多喜城分館」という所です。
千葉県には8つの県立の博物館があって、その内の1つです。
*ちなみに7月に行った「千葉市立郷土博物館」は名前の通り、県立ではなく、市の博物館ですね。
上総大多喜城本丸跡に昭和50年に建てられた、3層4階の鉄筋コンクリートの天守閣づくりの歴史博物館です。
駐車場はこの碑の手前にあります。
オートバイは車のスペース以外の所に無料で停められます。
ここから緩やかな坂道を100mほど登っていきます。
ここは徳川四天王の一人、本多忠勝が城主だった関係で、大河ドラマ誘致ののぼりがあっちこっちでみられました。
途中、空堀や二之丸公園やを経て、
あと、少しです💦
この高台や空堀がお城を守る要塞になっているんですね。
フー、やっと到着、攻める側の気持ちが良くわかります(笑)
それでは、4階建ての博物館へ入ってみましょう(入場料200円)
1階は「千葉県の城」と「房総の大名」の大型パネルと兜や陣羽織を着て写真撮影ができるコーナー、
意外と千葉ってお城が多いですよね。
2階は常設展示で「房総の城と城下町」をテーマに展示されてます。
やはり大多喜(小田喜)城というば、本多忠勝ですよね。
北条が秀吉に滅ばされて、家康が江戸城に入った際に、安房の里見氏の勢力を抑える為に、この城を与えたという事で、
なるほど、凄く強そうで、頼りになりそうな感じです。
ちなみにNHKの大河ドラマ「真田丸」では藤岡弘さんが演じてました。
階段の処に「大多喜お城まつり」の時の写真とサイン色紙がありました。
2階はその他に企画展をやるスペースで、自分が行った時は「大多喜城の刀剣」と「鉄砲のあゆみ」を企画展示してました。
ちなみに大多喜城は「続日本100名城」に選ばれていて、そのスタンプラリーのスタンプも2階にありました。
3階は城下町の人々の暮らしぶりがわかる調度品などの常設展示です。
手工業生産に携わる職人の道具とかも展示されてます。
最上階の4階は大多喜城とその周辺の大きなジオラマがフロアーの中心にドーンとあります。
大多喜城は「西から東に張り出す丘陵を利用して、本丸・二の丸・三の丸を置き、西は尾根をきった空堀、南は夷隅川に落ち込む急崖、東と北は水堀という要害堅固の城」だそうです。
自然の地形をベースにさらに人口的加工で守りを強化した、この城の凄さがよくわかります。
周りの窓から城下が見下ろせるようになってます。
再び1階に降りてきて、ミュージアムショップを覗いて、外に出ます。
天守自体は1975年(昭和50年)に模擬復興されたもので、44年前の昭和の建物としてみると、これはこれで面白いかもしれません。
今回は、展示物ももちろんですが、この段丘と川を利用した立地(縄張)が特に興味深かったです。
さすが、続日本100名城に選ばれただけありますね。
この城を完成させ、城下町を開いた大功労者、
本多忠勝、
大河ドラマになったら是非観てみたいです♪
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