自分の考えが相手にうまく伝わらなくてイライラした事はありませんか?
いやその前に、自分の考え自体が、モヤモヤしてスッキリまとまらない事ってありますよね。
そんな時に、目で見てわかるようにする手法があると、とても便利です。
自分の考えを可視化するツールといえば、
脳内に近い形で描き出していくトニー・ブザン氏のマインドマップを、
自分は時々使っていて、
記憶の整理などにとても重宝しています。
頭の中の考え(記憶や思い付きの断片)を引っ張り出して、書き出して、目で視ると、
そこから新しい発想が出てきたりして、楽しいです。
今回読んだこの本、
「はじめてのグラフィックレコーディング」も、
この可視化の有用性に基づいた手法です。
本書では、
「描いて考える」、ビジュアルシンキングによって、
・思考力が上がる
・コミュニケーションが活発化する
・想像力が上がる
と3つのメリットを掲げてます。
この力をチームで共有する事によって、
会議での議論を活発化させよう、
つまり、議論自体を可視化して、
もっと会議の生産性をあげよう!
そのための有用な技術が「グラフィックレコーディング」という事で提案されてます。
具体的な手法としては、
「文字」と「絵」と「図」を使っていくのですが、
それぞれ各章に分けて、わかりやすく説明がされてます。
特にキモとなり苦手意識を持つ人も多そうな「絵」については、
線の引き方から、簡単な図形を使った描き方、表情の描き方など、
もちろん、ビジュアルを沢山使って、
丁寧に説明されてます。
簡単な似顔絵を描く方法とかもあるんですよ♪
「文字」は絵の補完機能としての役割の重要性、読みやすい文字、魅せる文字、伝わる言葉選び、
「図」は図の型、パターンを理解する事で、
ずっとわかりやすくなります。
「デザイン」についても一章あって、
要素の並べ方や色などの基本が整理されているので、
素人には嬉しいです。
使う色、色数、大事ですよね。
「グラフィックレコーディングの実践」で、
これらのツールを実際の会議でどのように使っていくか、
「デジタル・グラッフィックレコーディング」の章では、iPadの活用方法が解説されています。
デジタルを使うと、グッと幅が広がり、手軽になります。
巻末には「ビジュアルライブラリー」として、たくさんの絵や図が載っているので、
イラスト辞典として活用する事ができます。
ざっと、本の内容はこんな感じですが、
ここで書かれている技術は、
会議での活用以外にも、
例えば、職場での新人やアルバイト向けの、
仕事のやり方や流れの説明などにも活用できそうです。
別の用途として、
ブログに書いている事をわかりやすくするのにも使えそうです。
当ブログで記事にした、ノーマルのスーパーカブプロに付けたアフターパーツをビジュアル化したものをナビゲーションとして展開してみました。
実際にまとめた記事はこちらになります。
よろしければこちらもご覧ください。
「スーパーカブ110プロ カスタム記事まとめ カブカスタム」
バラバラになっていたカスタム箇所が、スッキリ一望できて、
描いてまとめると、確かにとても、
わかりやすいです。
そんな訳で、
この本の手法、技術、いろいろ使えそうです。
ビジュアル・シンキング、他に読んだ本のレビューです。
気楽にいろんなイラストを描くのに、
人物に特化した簡単なイラストの描き方としては
などの本が参考になりました。
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