TL50バイアルスを譲り受けて、到着時はこんな状態でした。
まず一番目立ったのがサビ、で特にマフラーとシートの裏側がすごかったです。
どちらもかなり腐食が進んでいて、下手に擦ったりするとボロッといってしまいそうだったので
この部分については「赤サビ転換防錆剤」を使ってみる事にしました。
なんでも、赤錆を黒い防錆塗膜に置換えて、錆の進行をストップさせるそうなので、
「赤錆ごと防錆被膜化をしてしまおう」という作戦です。
ソフト99(SOFT99) 補修用品 赤サビ転換防錆剤 09204塗った後はこんな感じになりました。
これでなんとか錆で朽ち果てる事のないよう願いたいです。
マフラーは熱に対する耐性が心配ですし、シートの方はギリギリ形を保っているという感じですが。
こすれるところはとりあえず「ピカール」でこすって目立つサビを落としました。
で、目立たない所や、細かい所はどうしたか、
これ、TLのキャリア部分なんですが、(写真は本体から外したところ、こちらもサビサビ)
当時、巷で大評判のこちらを使ってみました(笑)
「木工用ボンド」
コニシ ボンド 木工用 50g 10122長期戦覚悟の上なので、Amazonの発送箱(中にビニールが張って丁度いいです)に入れて本体とは別枠で作業を進めました。
このキャリアのサビの部分に木工用ボンドを塗りたくります。
そして、乾くのを待ちます。
この状態で剥がすとこんな感じ、サビと一緒にボンドの被膜がまるでカサブタのようにとれます。
ちょっと、快感です(笑)
ただ,一回だけだと強力なサビだと取り切れないので何度も根気良く続けなければダメみたいです。
あっ、剥がすのは完全に乾いてから(白い部分がなくなってから)にして下さいね(笑)
他の部分もこんな感じではがれていきます。
何週間かにわたって行って、最終的にはここまでで終了して、本体に取り付けました。
完全にキレイになったわけではなく、大体これぐらいでいいかなレベルです(笑)
このサビ落としはこの後、TLのリムのサビについても活用していきました。
木工用ボンドはどこでも簡単に手に入り値段も安いので、とてもお勧めです。
ただ、乾くまで時間がかかるのと、剥がすときに上手く剥がれない場合があります。特に細いところですね。
自分はガスケット剥がし用に買ったストレートのスクレパーを使いましたが、(もしかしたら、本来の目的よりこちらの用途での使用の方が多かったかもしれません)
(STRAIGHT/ストレート) スクレイパーセット 19-1174
これでなくても、何か変わる道具があると便利だと思います。
でも、やはり一番必要なのは、「根気」ですかね(笑)
レストア記録1-2 マフラー塗装へつづく