2019年のSSTRが終わって次のツーリングネタに何か参考になりそうな面白い本はないかなと、
図書館の書架をウロウロ見ていていたら、
偶然この本を発見しました。
「シェルパ斉藤のリッター60㎞で行く!日本全国スーパーカブの旅」
シェルパ斉藤のリッター60kmで行く!日本全国スーパーカブの旅
シェルパ斉藤さんはビーパルに連載されている紀行文「行き当たりばっ旅」で名前だけは知っていたのですが、
今までまとまった形で本を読んだ事がありませんでした。
ペンネームの影響でしょうか、徒歩での旅行のイメージが強かったのですが、
オートバイ、しかも、スーパーカブでも旅をされていたんですね。
(ちなみに、耕運機でも日本縦断されているそうで、凄すぎる💦)
これは読んでみないと、という事で、早速借りて読み始めたら、メチャメチャ面白かったです。
ヤフオクで50㏄のスーパーカブを手に入れて、
まずは東北へ気まぐれ放浪紀行。
ここでのガス欠のエピソードなど、自分もビーナスラインでココロ細い経験したばかりだったので、とてもリアルに感じて、一緒にドキドキしてしまいました。
つづいて、西国三十三ヶ所、九州八十八ヶ所、北海道八十八ヶ所と初めはスタンプラリーのように巡礼をスタートしていくのですが、少しずつ旅を続けるうちにその意味合いはどんどん深くなっていって、気がつくと、とても有意義な行動へと変化していくのには感動しました。
ちなみに四国八十八ヶ所の巡礼はカブでのツーリーング以前に済んでいた上でのスタートだったみたいです。
四国以外でも巡礼ってあるのにも驚きましたが…
そして、これらの旅で様々な人達と出会ったことがとても楽しいエピソードとして書かれているのですが、
ここで、とても気になったのが泊まった宿です。
どれも、とても個性的でかなり変わっている所ばかり。
2009年発行の本なので、今現在の状況とは大夫違うと思いますが、
とても興味深い宿(ゲストハウス)が沢山でてきます。
それは、メールはおろか電話もつながらない、手紙でしか予約できない宿だったり、
以前毎晩ミーティングで歌って踊っていた元YHだった宿で、今でもお見送りは大漁旗をおばさんが振ってくれるとか、
ねっ、泊まってみたいでしょ(笑)
自分が昔、自転車で北海道を周った時の変わったYHとかは今はどうなっているのかなぁ、
とか思いをはせたりしてしまいます。
キャンプももちろんされていて、終わりの方の章ではカブでの旅のマニュアルとして、
服装や、積載荷物、実際に使ったキャンプ用品や、どんな所でキャンプしたかとか、
写真入りで載っているのも、なんかビーパルぽくて楽しいです。
キャンプツーリングも面白そうですね。
簡単な装備なら持っているので引っ張りだしてみようかな。
旅で出会った人達と同じように、本と出合うのも一つの縁ですよね。
良い本に出合えてよかったです。
また、旅に出たくなりました。
シェルパ斉藤のリッター60kmで行く!日本全国スーパーカブの旅
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