以前より興味のあったボアアップをTL50のエンジンで挑戦しました。
といっても、やったのは今から3年も前で2015年夏の話ですが(汗)
でも、せっかくの貴重な体験なので、その時の様子を当ブログに残しておこうと思います。
自分がつけたボアアップキットは「SP武川の80㏄」です。
もしかしたら、今はもう生産されていないかもしれません。
残念ですが、TLはもちろん、エイプも生産中止になって久しいので仕方ないですね。
一応商品はこちらです。
SP武川 ボアアップキット Sステージキット 80CC APE/CB50 01-05-509自分ははじめ初期投資が安く済み、後にバージョンアップができる「キタコの82㏄」にしようと思っていたのですが、
たまたま当時、欠品中だったのでSP武川のキットにしました。
さて、キットを組むにあたって一般的な工具、レンチやドライバーは当然必要ですが、
ボアアップに際しては是非用意しておきたい工具があります。(特に自分のような初心者の方は)
それは「トルクレンチ」です。
取説にも締め付けの際の規定トルクが明記されてます。
トルクレンチはデジタルのものからアナログのモノ、値段もピンキリですが、
自分は東日制作所のモータースポーツ用MTQL
一本で幅広いトルクに対応したシリーズの一番小さいタイプの「MTQL40N」を用意しました。
トルク調整範囲は5~40N・ⅿで原付二種ならだいたいこれでカバーできます。
東日モータースポーツ用トルクレンチ 5-40N.m_メタルハンドル仕様_MTQL40N
後は特殊なモノとしては、バブル調整に使う「シックネスゲージ」
シンワ測定 シックネスゲージ A 75mm 9枚組 73776
そして、その時、あると便利なのが、「タペットアジャストレンチ」
特にタペット調整が初めての方にお勧め。自分もこれがあったのでスムーズに作業できました。
キタコ(KITACO) タペットアジャストレンチ 口型アジャストスクリュー対応 674-0900210
キットの取説もかなり詳しかったですが、写真のため一部見えずらい部分があります。
一応念のため、イラスト中心で描かれている定番の教科書、「虎の巻」も用意しました。
事前に目を通しておくとかなり楽に作業できます。
どこに何が書かれているかが頭に入っていると作業中に汚れた手でさっとみる事ができるので。
キタコ(KITACO) ボアアップキットの組み付け方 虎の巻 腰上編 エイプ系縦型エンジン 00-0901001
テキスト関係でいえば、ボアアップというよりレストア全般において是非揃えておきたいのが
「サービスマニュアル」と「パーツリスト」ですね。
サービスマニュアルは前オーナーさんからの頂きモノですが、
パーツリストはバイク屋さんに注文して購入しました。
今回のボアアップで特に活躍したのが「ジャッキ」
代用品はいろいろあると思うのですが、とにかく、1人でエンジンを降ろしたり、のせたりするのにとても重宝しました。
これがなかったら間違いなく腰を痛めていたと思います。エンジンは50㏄でもかなり重かったです。
モーターサイクルジャッキ 500kg(バイクリフトジャッキ)☆ハンドル&ソケット付き☆
ボアアップ時にセンタースタンドのないバイアルスを支えたメンテナンススタンド。
チェーンのメンテやスプロケの交換などいろんな場面で大活躍です。
ジェイトリップ(J-TRIP) ナローローラースタンド本体(8-18) 赤 (50~400cc) JT-1052RD メンテナンススタンド
ついでに自分の使っている工具について。
一応、「ラチェットと各ソケットのセット」、
「スパナレンチ」と「メガネレンチ」は前にホームセンターやバイク用品店で買ったのがありました。
しかしながら、ドライバーについては、家になんとなくあったものを適当に使っていたような状況でした。
これではいけないという事で「KTCの貫通タイプのドライバーセット」を揃えました。
KTC(ケーテーシー) 樹脂柄 ドライバーセット貫通タイプ 8本組 TPMD18
とてもシッカリした良い工具なので、これを入れるケースも欲しくなりました。
できれば小さくてもキャビネットタイプがいいなとか思うのですが、基本値段が高いです。
いろいろ見て廻って見つけたのが、アストロプロダクツの「コンパクトツールキャビネット5段」
ASTRO PRODUCTS 03-06148 コンパクト ツールキャビネット 5段 03-06148とりあえず、この「赤」がサンデーメカニックの気分を高めてくれるわけです。
無くてもボアアップは出来ますが(笑)
あっ、次回はいよいよ作業編です。