海外の映画や小説、
新聞のニュースや、
テレビのドキュメンタリーなどを観て、
その背景を知りたい時ってあるじゃないですか。
そんな時、一応調べて見るんですが、
断片的な知識だけだとイマイチわからなくて…
やはり全体の流れという世界史を
ざっとでも理解したいですよね。
何かいい本はないかな、と探していると、
見つけました!
やたら評判の良い世界史の本を。
山崎圭一先生の
「一度読んだら絶対に忘れない世界史の教科書」です。
著者の山崎圭一先生は公立高校教諭で、
教え子からの要望でYouTubeで動画配信すると、
「わかりやすくて、面白い・神授業」と、
大評判になった方です。
この本の特徴は、
ブロックに分けて、
ストーリー展開をしている事です。
説明範囲を限定することで、
話があっちこっちに飛ばないで、
ひとつの物語として語る事ができるんですね。
そして、もう一つの特徴、
歴史の本なのに、
年号をいっさい使ってないんです。
煩わしい年号がないので、
小説みたいに事件や登場人物に集中して、
スラスラ読めます。。
だから面白いんですね。
で、読んだ話は、
歴史をストーリーとして記憶しているので、
忘れない。絶対じゃないけど(笑)
細かい条約名などは覚えてないし(汗)
具体的には、
序章で「人類の出現・文明の誕生」を述べ、
4つ地域をブロック分けして、
(ヨーロッパ・中東・インド・中国)の物語を
展開します。
その後、4つの地域がお互いに影響しあう、
大航海時代以降は、
時代のブロック分けで、
「一体化する世界の時代」で、
大航海時代やルネッサンス期など、
「革命の時代」で、
産業革命やフランス革命など、
「帝国主義と世界大戦の時代」と進み、
国家形態の変遷や覇権国の移り変わりを
理解することができます。
近代においては、
ヨーロッパ列強におされていた国々を、
ドラマのスピンオフみたいに、
クローズアップして、
「近代の中東・インド」
「近代の中国」
特に自分の理解が薄い部分だったので、
勉強になりました。
そして、
「現代の世界」
世界が直面するする様々な、
新たな難問について書かれてます。
このように世界史の流れが、
「ストーリー性」を持って、
「わかりやすく」書かれているので、
今まで点だった知識が、
どんどん頭の中で繋がっていきます。
高校生や受験生だけでなく、
教養を高めたい、
「大人の学び直し」に、
最適の一冊だと思います。
次は、このシリーズの日本史、
「一度読んだら絶対に忘れない日本史の教科書」を読んでみようかな!
追記:
で、さっそく読んでみました。
レビュー記事はこちら
・「一度読んだら絶対に忘れない日本史の教科書」読書感想・レビュー
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